Hisashi Morita ([info]hisashim) wrote,

[Publishing][Software] 講談社はLightWayTextとInDesignで組版

講談社はLightWayTextとInDesignで組版
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講談社の雑誌「アリエス」では、マクロや外部プロセス(sed)の呼び出しが使えるLightWayTextというテキストエディタを使って編集を支援しているらしい。それで整形やタグ付けなどをした後で、InDesignに流し込んでいる模様。

生活日報 [出版] 講談社はLightWayTextとInDesignで組版
http://d.hatena.ne.jp/mashco/20041221#1103611523

話題としては珍しくないけれど、大手出版社のやり方に興味があったのでメモしておく。意外と保守的かつ小規模なことに少し驚いた。

ただ、この日記の著者も書いてるように、コスト削減を目当てに技術を取り入れているのだとしたら、それはどうかと思う。品質を上げること、読者の需要にうまく応えることを重視していかないと、いずれ自分の首を締めることになるんじゃないだろうか。出版不況と言うけれど、単に社会全体が不景気だからではなくて、

* 需要が縮小ないし変化しているのに、昔ながらの商品しか供給できていない
* しかも自由競争が不足しているので、需給の不適合がなかなか解消されない

というのが要因として大きいような気がするから。

今の組版技術の問題は、InDesignのようなレイアウトソフトを使っていると、流し込んだ後での修正がとんでもなくコスト高なこと。1回のレイアウト作業が高価すぎて、気軽に何度もイテレーションを繰り返して品質を高めていくなんてとてもできない。今のところは流し込みをぎりぎりまで待ってもらって、その間に完成度を高めるしかなさそうだ。でもそうするとレイアウト後に問題が発生したときに時間がなくて致命的だしなあ……(以下いつものジジイの繰り言なので略)

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追記: ジジイの繰り言と言って略したけれども、せっかくなのでまとめてリンクしておこう。

[Publishing] 日本語組版の課題とJIS X 4051
知らないうちに「日本語組版の課題とJIS X 4051(日本語文書の組版方法)」などというセミナーが電機大であったらしい。狩野さんがレポートを書いてくれている。

[Publishing] ソフトウェア開発になぞらえて考える、出版物の編集製作における問題点
出版物も、ソフトウェアの一種だ。そこでソフトウェア開発になぞらえて考えてみたい。

以下はさらに関連する記事。

[Publishing][Production] インターネットによる分散型制作システム
アニメーション映画の分散制作環境があるらしい。利益が出る分野は環境の整備が進むのか。テレビ用アニメではどうだろう。

[Publishing][Production] インターネットによる分散型制作システム(2)
版管理はしていたものの、リポジトリを共有していないで痛い目に遭ったので、試しに共有の版管理リポジトリをSubversion + Apache2で作ってみることにした。

[VC][Diff] もっとVersionControlを!/ セマンティックdiff(MartinFowler's Bliki in Japanese)
前者は、ソフトウェア開発者以外ももっとVC使えという話。僕もそう思う。

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